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「スペードとメイド」執筆状況

「スペードとメイド」とは

「スペードとメイド」は2020年に私が執筆を始めた小説です。 VTuberを題材にしていますが、既存の同題材のライトノベルなどとはかなり趣の違う作品であり、文学色の強いものになっています。

私としては、執筆人生と研究人生の両方を詰め込んだような作品となっており、生涯の一作を目指して執筆しています。

大きな特徴として、非常に書籍にしづらいフォーマットを採用しています。 全9話が予定されていますが、1話あたり約4万文字という長さです。 つまり、書籍として非常に切りにくい長さになっている上に、単話で切り出して作品にできる形にもなっていません。

また、各話で主役(視点役)が変化するようになっています。 しかし、各話で別の主人公による別の物語が展開されるわけではなく、ある特定の人物を中心にして本筋の物語が展開される形であり、一話ごとの独立性はほとんどありません。

ある意味では芥川賞作家でも許されないような暴挙です。

どのような形で発表するかが決まっていない、というのが最大の悩みどころです。 小説投稿サイトは、このサイトよりも見られていませんから!

主な登場人物

本作品は執筆途中の作品であるため、設定や名前は変更される可能性があります。

杉田康一郎 (1話)

配信者プロダクションである「杉田仮想企画」の代表。

現実世界で受け入れられないマイノリティにとっての「もうひとつの生き方」として「アバターを使ったもうひとつの自分」のあり方に可能性を感じ、そうした人たちの楽園を目指して企業運営を行っている。

篠原小柚 (しのはらさゆ) (9話)

康一郎の元恋人の娘。母親の逝去に伴い、母親の言葉に従って康一郎を頼って現れた。 康一郎にとっては良い思い出のある相手ではないが、小柚自身は母に康一郎を好人物として刷り込まれていることもあり慕っている。

特定の他者への奉仕が生き甲斐であり、そのような動機がなければ生きていけないほど依存傾向が強い。 ただし、誰かの言いなりになるような質ではなく、明確な自身の意思を持って行動する。

「クコ」(木下えりん=きのしたえりん) (2話)

ガールズバーに勤務していた折、康一郎と出会って共に杉田仮想企画を立ち上げる。 チルな布団配信が人気の配信者。

面倒見はいいが責任感に乏しく、自堕落だが軽率にはなりきれない。 一番の古株ということもあり、杉田仮想企画では頼られることの多い存在である。

「初歌(=いちか)」 (3話)

歌手を志望する杉田仮想企画の配信者。 音楽活動を中心としており、ライブ配信よりも動画が多い。

目指しているものがあくまで「歌手」であるため、配信活動に対してあまり積極的ではなく、それ故に活躍の場に乏しいことに悩んでいる。

柏原花 (かしわばらはな) (4話)

杉田仮想企画に務める事務員。 出産に伴い退社し主婦となっていたところを、知り合いの伝手から康一郎に熱望されて入社した。

本人は至って常識人であり現実主義者であり、普通でないことには共感を示さない一方で、ロマンに絆されやすい一面を持つ。

「メグ=小早川雛恵(=こばやかわひなえ)」 (舩木灯里=ふなきあかり) (5話)

声優を志向した配信活動をする杉田仮想企画の配信者。

良家のお嬢様であり、将来的に家業を継ぐ予定であるために配信業は一時的なものであると考えている。このことから来る余裕と、生来の善良さが杉田仮想企画のメンバーとの間にやや溝を作っており、特にクコとは折り合いが悪い。

執筆状況

現在4話まで書き終わり、5話を執筆中です。

本作はずっと話が重いので、書いていると気分が落ち込んでくるのが難点です。

5話は箱入りお嬢様の「メグ」が主役。 2話で主役だった「クコ」とは相性の悪い「メグ」ですが、メインヒロインである「小柚」とは仲良し。 4話で思わぬ幸運に恵まれた杉田仮想企画ですが、それ故に翻弄されている康一郎を巡って、メグと小柚は一計を案じます。

2024-03-09 記