はるかのおはなしのおはなし

「おはなしのおはなし」再出発!

再出発の経緯

おはなしのおはなしは、ずっと続けていきたいとは思っていましたが、色々と課題が多くてあまり更新できていなかったサイトでもあります。

そもそもこのソフトウェアを使うようになって(あるいは、作ってから)割と初期に構築したサイトということもあって、ノウハウ(とソフトウェアの機能)が少なくて、噛み合いが悪いという側面もありました。

あとは、文芸界隈には(にも?)活動を妨げるのを好む人がいて…… というのも、関係ないわけではありません。

いずれにせよ、コンテンツ的にもコンセプト的にも、あるいはメンテナンス的にも色々都合が悪くて、うまく活用できていなかったというのがこれまでの現状でした。

ただ、「おはなしのおはなし」はまたちょっと特別な意味合いもあります。それが「縦書き」。 縦書きのウェブサイトって多くはありませんし、「おはなしのおはなし」は初期からかなり挑戦的な縦書きウェブをしてきました。 そして、ウェブの進化もあって現在ではよりクオリティの高い縦書き表現ができるようになりました。それに、私自身も縦書きウェブに対する知見が高まっています。

縦書きウェブという体験を誰もができる形にしていくためにも、「おはなしのおはなし」が存在することに意味があります。

そこで、このウェブサイトを残しつつ、心機一転、全コンテンツ1を捨ててイチから書き直すことにしました。

新しい「おはなしのおはなし」

特徴的な縦書きレイアウトとカラーデザインが変わっていないので、一見すると少しだけいじっただけに見えるかもしれません。 しかし、実際はレイアウトもデザインも従来から引き継がず、本当に「イチから」やり直しています。

「おはなしのおはなし」自体は一度リニューアルしており、このときに設定によって縦書きと横書きを自由に変更できるようにしました。 また、縦書きのカーニングとプロポーショナルはオンオフできるようにもしました。

今回は縦書きのみ、縦書きカーニングと縦書きプロポーショナル有効に固定になりました。 これは、初期と同じ仕様です。

そのようにした理由はリーディング機能にあります。 例えばFirefoxの場合、アドレスバーに表示されるリーディング機能を使うと本文だけが抽出され、横書きで表示されます。 メタデータ上のタイトルと著者を拾うようになっているので、タイトルと私の名前も記載されるようになっています。

このようなリーディング機能はVivaldiにもあります。 どちらかといえばFirefoxのほうが快適なリーディングを提供しますが、Vivaldiなら縦書きもできます。

こうしたことから、「読み慣れた読みやすさ」を求める人にはその手段がある、という状況が前提にあります。

それなら「おはなしのおはなし」の特徴でもある「新しい縦書きの形」を押し出していくのが重要だろう、と考えました。

なお、本ウェブサイトではFirefoxで読むことを強く推奨しており、Chromiumではリーディングモードがない……という点にはお応えできません。 Firefoxを推奨するのは、縦書きに対する対応度合いの差があるためです。 また、明朝体を持たないAndroid端末でも、Firefoxならば明朝体での表示が可能です。

どんなコンテンツを用意していくのか

これまでの内容は文筆コラム、自著紹介、美少女ゲーム、あたりが主な話題でした。

まず自著紹介自体はやっていくつもりですが、自著をサイトに組み込んだ形で公開することはやめようと考えています。

本当に作品紹介がメインですね。

当面としては外部サイトに誘導する方針ですが、「カクヨム」も「小説家になろう」もあまり良いプラットフォームではないと考えているため、違った形で用意するかもしれません。

文筆コラムは続けますが、内容は争いに巻き込まれにくいよう配慮しようかと思います。 あと、従来よりも内容的に丁寧に書こうという思いはありますね。

ただ、前提として私はライトノベルやアニメーション作品、あるいはコミカライズといったものとは距離を置く立場です。 これは、嫌いだとか、見下しているということではありません。 私の執筆姿勢とこれらのメディアとの相性が悪いため、私はそうした作品を作ることができないという意味です。

もちろん、私の書き記したものや、あるいは作品をそのようなメディアを好む方の尺度で評価されること自体は避けられないことではありますし、私が決定できるようなことではありませんが、そうした評価は根本的なすれ違いが生じてしまうものである、というのはサイト運営における前提認識としておきたいと思います。

美少女ゲーム関連に関しては、私が新規に作品の購入をしていないため、更新していけないことからカテゴリそのものを廃止します。

2024-03-09 記